ニュース
金融
作成日：2010年7月12日_記事番号：T00023922
遠東銀、中国・重慶銀と提携
遠東国際商業銀行はこのほど、洪信徳総経理が訪中し、重慶銀行と提携を進めることで合意した。送金、台湾企業に対する融資保証などから提携を開始し、段階的に協力関係を強化していく方針だ。10日付工商時報が伝えた。
遠東銀の周添財執行副総経理は、「遠東集団は四川省に遠東百貨や亜洲水泥（アジアセメント）が進出しており、遠東銀の西部進出計画はグループの優位性を活用して進める」と述べた。
重慶銀は1996年に設立された地方商業銀行で、2007年９月に「重慶市商業銀行」から現在の行名に変更。09年末現在の総資産は808億6,600万人民元（約１兆円）。主要株主は重慶市政府系の重慶渝富資産経営管理、香港の大新銀行など。重慶市各地のほか、四川省成都市と貴州省貴陽市に支店を持つ。
周副総経理はまた、今年の業務重点目標として、法人向け信託業務と国際協調融資の強化を挙げた。
