万海航運（ワンハイラインズ）は12日の臨時董事会で、台湾国際造船（台船）対し14隻のコンテナ船建造を依頼することを決定した。当初計画の12隻から２隻拡大し、６億3,900万米ドルを投じて建造された船舶は、2011年末から12年第２四半期までに引き渡される予定だ。13日付経済日報が伝えた。
新たに建造するコンテナ船は、当初計画では▽1,805ＴＥＵ（20フィートコンテナ換算）、６隻▽4,252ＴＥＵ、６隻──だったが、２社間の協議でこれを▽1,805ＴＥＵ、４隻▽1,000ＴＥＵ、４隻▽4,500ＴＥＵ、６隻──へと変更した。積載能力は３万6,300ＴＥＵから３万8,200ＴＥＵへと増大、追加支出は2,350万米ドルとなる。
証券会社によると、万海は12年のコンテナ市場景気を好感、また現時点での建造コストも高くないと判断し、新造数を増やしたとみられる。
台船の譚泰平総経理は今回の協議について、「万海は新造船舶で新たな商機獲得に乗り出すことができ、当社も13年末までの受注を確保できる。『ウィン・ウィン』の結果だ」と語った。
