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作成日：2010年7月14日_記事番号：T00023981
中銀香港、台湾の銀行に人民元現金供給
中国人民銀行（中央銀行）は13日、中国銀行香港を、台湾の銀行を対象に人民元現金の清算業務を提供することを認める文書に調印した。中銀香港は、中国の国営商業銀行である中国銀行の香港法人。中銀香港は台湾の商業銀行の香港支店と人民元現金の取り扱いに関する協定を結び、人民元現金の供給、回収を行う。これにより、台湾銀行業界は人民元不足問題の解決が見込まれるほか、人民元の調達費用が約１％低下する。14日付中国時報などが報じた。
人民銀の広報担当者は「台湾に対する人民元現金清算業務の提供は、（中台間の）海峡両岸金融合作協議の求めに応じ、各方面の交渉を経て決定されたものだ」と説明した。
台湾の銀行はこれまで、香港のバンク・オブ・アメリカと香港上海匯豊銀行（ＨＳＢＣ）を通じ、人民元現金を調達していた。台湾銀行と兆豊国際商業銀行は今月中にも中銀香港と人民元現金の清算に関する協定を結ぶ見通しだ。
