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作成日：2010年7月14日_記事番号：T00023997
マザーボード・ＶＧＡ受託生産、ペガトロンとＥＣＳの競争激化
14日付電子時報によると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）は今後、マザーボード（ＭＢ）やグラフィックカード（ＶＧＡ）などの生産を、低コストを強みとし受託業務に力を入れる精英電脳（ＥＣＳ）に一部を委託する方針で、ＡＳＵＳから経営分離（スピンオフ）した受託メーカー、和碩聯合科技（ペガトロン）との関係を薄める考えだ。これに対しペガトロンは、中国市場などでＥＣＳから受注を奪い、マザーボード出荷枚数、利益を守り抜く構えとみられる。
既にＡＳＵＳはノートパソコンや低価格ノートＰＣ（ネットブック）、「Eee PC」の生産を鴻海精密工業、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）に振り分け、ペガトロンへの委託比率は５割に低下しているもようだ。
ＡＳＵＳがペガトロン以外へ委託拡大を進める中、ペガトロンも受注確保に躍起だ。既に宏碁（エイサー）のノートＰＣ、デスクトップＰＣやアップルのスマートフォン「iPhone 4」を受注したとされる。
