ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は16日、中部科学工業園区（中科）で12インチウエハー工場「Fab15」（敷地面積18ヘクタール）を着工する。14日付電子時報が報じた。
新工場は早ければ年末にも完成し、新竹科学工業園区（竹科）、南部科学工業園区（南科）に続く同社３基目の大型12インチ工場となる。製品の製造プロセスは40ナノメートルを中心に、将来的には28ナノ、20ナノ導入も視野に入れている。
ＴＳＭＣの12インチ工場は、中科での新設に加え、竹科、南科工場でも拡張を進め、月産能力を各10万枚に高める計画だ。
工場拡張や先進プロセス移行が完了すれば、ＴＳＭＣの年産能力は８インチウエハー換算で1,000万枚を突破、生産量は1,124万枚に上る見通しだ。12インチ工場の年産能力は前年比35％増強され、全体に占める割合が初めて50％に達する見込みだ。
