缶入りコーヒー「伯朗咖啡（ミスターブラウン・コーヒー）」で知られる金車集団（キングカー）は、宜蘭県内で積極的な観光開発を進めており、６月末には頭城鎮に面積50ヘクタールの森林公園と城をイメージした喫茶店「伯朗咖啡館」をオープンした。来年には礁渓郷に面積約60ヘクタールの野外音楽広場を開設する予定だ。15日付工商時報が伝えた。
金車集団は１年半前にも同県でウイスキー醸造所を兼ねた観光施設「金車宜蘭酒荘」（員山郷）を開業し、これまでに延べ150万人が訪れるなど、観光スポットとして定着した。開業したばかりの伯朗咖啡館にも週末には1,000～2,000人が訪れているという。
また、同日付経済日報によると、金車集団は中国進出も加速する方針で、近く北京、武漢、南京、成都、瀋陽に子会社を設立し、台湾製ウイスキーや缶コーヒーの販売を開始する。また、上海では既に伯朗咖啡館を３カ所に出店した。同社は既に上海、杭州、アモイ、広州に子会社を設立し、缶コーヒーなどを販売している。６月にはドイツにも欧州市場初の子会社を設立した。
