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作成日：2010年7月20日_記事番号：T00024113
電子ペーパーのＰＶＩ、「下半期出荷５割増も」
電子ペーパー大手の元太科技工業（ＰＶＩ）の劉思誠董事長は19日、先ごろから行っている値下げ戦略が奏功し、下半期の出荷量は上半期より40～50％伸びるとの見通しを示した。６インチ電子ブックリーダーの末端価格は来年には100～150米ドルへと約３割下落すると予測されるものの、同社は出荷量を2,000万台分へと倍増させ、業界最大手の地位を維持する方針だ。20日付経済日報が伝えた。
同社の値下げ戦略は、発売間もない米アップルのタブレット型パソコン、ｉＰａｄのブームによる電子ブックリーダーへの脅威に対応するもの。販売価格を犠牲にする代わりに普及を拡大して「規模の経済」を確保し、粗利益率と利益の向上を図る狙いだ。
