経済部は20日、６月の輸出受注額が前年同月比22.48％増の342億2,000万米ドルとなり、月次ベースで過去２位を記録したと発表した。日本、東南アジア主要６カ国からの受注が過去最高を記録したことが貢献した形だが、中国からの受注額は89億9,000万米ドルで、90億米ドルの大台を割り込んだ。21日付工商時報が報じた。
中国からの受注額は、前年同月比では15.54％の伸びを維持したが、前月比では5.35％の減少となった。中国市場における液晶パネルや自動車の在庫拡大で、電子製品と精密機器の受注が減少したことが響いた。90億米ドル割れは４カ月ぶりとなる。
中国からの受注減を補ったのが、日本と東南アジアからの受注だった。日本からの受注は、スマートフォンの販売好調などを追い風として、前年同期比33.79％増、前月比9.51％増の42億7,000万米ドルに達した。東南アジア６カ国からの受注額も前年同期比24.60％増、前月比6.16％増の33億2,000万米ドルに達した。
経済部は輸出受注額が通年で4,000億米ドルを超え、過去最高を更新する可能性もあると楽観している。
