経済部統計処が23日発表した６月の工業生産指数（2006年＝100）は前月比0.79％、前年同月比24.33％上昇の125.71ポイント、製造業生産指数は前月比0.4％、前年同月比26.22％上昇の128.43ポイントとなり、ともに４カ月連続で過去最高を更新した。また、２けた成長は８カ月連続となった。24日付工商時報が伝えた。
製造業のうち、機械設備業が前年同月比68.51％上昇で最も伸びた。蔡美娜・経済部副統計長はこれについて、世界経済の回復による海外メーカーの需要向上、および台湾の民間投資が活発になったことで機械設備業者への発注が増加したことを要因に挙げた。
電子部品業は前年同期比43.48％上昇した。蔡副統計長は、ハイテク新製品の市場投入が続き、消費性電子製品の販売が好調だったことを要因に挙げた。
なお、１～６月の工業生産指数は前年同期比36.96％、製造業生産指数は同39.61％上昇し、ともに1953年に同統計を開始して以来最大の上昇幅となった。
