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作成日：2010年7月26日_記事番号：T00024233
ＡＵＯと奇美電、５世代ラインの操業停止か
24日付蘋果日報によると、友達光電（ＡＵＯ）、奇美電子（チーメイ・イノルックス）の液晶パネル大手２社が欧米市場の不調を受け、第５世代生産ライン１本の操業を停止して減産を行っているとの市場観測が浮上している。これに対し、両社はノーコメントとした。
両社が操業を停止したと伝えられる第５世代ラインは、例年第３四半期にハイシーズンを迎える中小型パネルを主に生産している。
市場調査会社、ディスプレイサーチの謝勤益・大中華区副総裁は、中国当局によるノーブランド（通称・山寨機）や地場ブランド製品の取り締まり強化が中小型パネル市場に影響していると指摘。大型パネル供給過剰の影響を受け、中小型パネルは第３四半期にある程度は需要が高まり、価格も上昇するものの、需給均衡にとどまる見通しだと語った。
謝副総裁は、両社は下半期、第５～7.5世代ラインで設備稼働率を引き下げる計画があるが、生産ラインの稼動を停止するほどではないとの見方を示した。
