27日付経済日報によると、米「ビジオ」ブランド向けに液晶テレビのＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）を行っている瑞軒科技（アムトラン・テクノロジー）は、液晶パネルの調達先、韓国のＬＧディスプレイ（ＬＧＤ）から出資を受け、提携関係を強化するとの見方が証券会社から出ている。このほか、合弁の中国工場をＬＧＤに売却する可能性もあると指摘されている。
アムトランとＬＧＤは先週、発光ダイオード（ＬＥＤ）採用のハイエンドディスプレイ製品に関する提携覚書（ＭＯＵ）を締結した。ただ、具体的な提携内容が発表されなかったため、証券会社から両社が資本提携するとの見方が浮上した。ただ業界関係者によると、両社は協議段階にあり、現段階では製品、出資に関する提携内容は確定していない。
アムトランとＬＧＤは中国に、液晶パネル後工程モジュール（ＬＣＭ）と液晶テレビを製造する蘇州楽軒科技（ＬＧＤ51％、アムトラン49％）を擁するほか、億光電子（エバーライト・エレクトロニクス）のＬＥＤパッケージング（封止）工場にもそれぞれ20％の出資を行っている。
