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作成日：2010年7月28日_記事番号：T00024272
ロンドン金融取引所、高雄港を指定倉庫に指定か
ロンドン金属取引所（ＬＭＥ）は、高雄港を指定倉庫に開設する方向で検討しているもようだ。高雄港務局の黄国英副局長は「来年第２四半期にも指定を見込んでいる。年間で数千万トンの輸送需要増加が見込まれる」と述べた。28日付経済日報が伝えた。
ＬＭＥは世界最大の非鉄金属取引所で、世界各地で指定した倉庫を通じ、現物の受け渡しが行われている。ＬＭＥは数年前にも高雄港への拠点開設に関心を示したものの、中台関係の緊張を理由に断念し、最終的に韓国・釜山港に拠点を設けた経緯がある。日本では横浜港、名古屋港、門司港が指定を受けている。
交通部は馬英九政権発足後の中台関係改善を踏まえ、ＬＭＥに高雄港への指定倉庫の開設を打診していた。黄副局長によると、ＬＭＥ傘下のコンサルタント会社が昨年末に高雄港を視察し、港湾設備などに高い評価を下し、その後の接触で大きな進展があったという。
