来月、広東省の大手企業79社を含む訪問団を率いて来台する予定の黄華華省長は29日、８月16～22日に開催する「台湾広東週」における台湾企業からの調達は、総額52億米ドル以上となる見込みだと発言した。実現すれば中国の省政府主催の調達団としては、昨年の江蘇省の41億3,000万米ドルを超え、過去最大規模となる。30日付工商時報が伝えた。
黄広東省長によると、来台期間中に台湾旅行促進イベントも行い、同省からの月間旅行者数を、現在の約１万人から８月は２万人に倍増させたい考えだ（29日＝中央社）
調達団に参加する中国企業は、▽中興通訊（ＺＴＥ）▽華為技術▽ＴＣＬ集団▽深圳創維（スカイワース）ＲＢＧ電子▽珠海格力電器▽神州電腦――など。また、調達団には台湾系企業約80社も加わる。
黄省長はまた、「広東省は9,600万人の人口を抱えており、内需市場が発達しているため、これまで輸出向けを主としてきた台湾系企業も、この機会に内需向けを拡大してほしい」と希望を語った。
