大手テレビブランドが３Ｄ（３次元）映像対応テレビおよび関連製品に注力し、業界で「今年は３Ｄ元年」との声が上がる中、ＬＧエレクトロニクスは台湾で２日発売した新製品について、今年の販売目標を1,000台と強気の姿勢を示した上で、台湾の2010年３Ｄテレビ市場規模は3,000台、テレビ市場全体の３％まで拡大するとの予測を示した。市場調査機関ＧｆＫによる台湾３Ｄテレビ市場規模予測300台と比べ、楽観的な見方だ。３日付電子時報が報じた。
ＬＧの３Ｄテレビ「LX9500」（同社提供）
ＬＧの新製品「LX9500」は、直下式の発光ダイオード（ＬＥＤ）バックライトを搭載し、厚さが従来製品の10センチメートルから2.23～3.1センチの超薄型に進化している。価格は47インチ機種が14万9,000台湾元（約41万円）、55インチ機種が16万9,000元。
台湾ＬＧによると、同社の上半期の液晶テレビ出荷台数は約７万台で、そのうちＬＥＤテレビが約10％を占めた。同社は今後さらに機種が増えるＬＥＤテレビが下半期の主力製品となり、通年では比重が15％に拡大すると予測している。
