光電関連製品大手、光宝科技（ライトン・テクノロジー）の林行憲総裁は４日、太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶電子（シノアメリカン・シリコン・プロダクツ）と合弁でロシアに建設した太陽電池用多結晶シリコン（ポリシリコン）工場が、早ければ今年９月に量産を開始するとの見通しを明らかにした。５日付蘋果日報が伝えた。
ポリシリコン価格は現在、１キログラム当たり約40米ドル。林総裁は、ライトンは量産により15米ドルまでの引き下げを目指すと述べた。
林総裁はまた、中国・広西チワン族自治区北海市を、江蘇省常州市に次ぐ第２のグリーンエネルギー産業拠点とする構想も明らかにした。
北海市では既に発光ダイオード（ＬＥＤ）、電源アダプターなどの生産を始めているほか、傘下の光ディスクドライブメーカー、建興電子科技（ライトンＩＴ）も進出している。同市への累計投資額は9,600万米ドルに上る。
