宏達国際電子（ＨＴＣ）は５日、グーグルのアンドロイドＯＳ（基本ソフト）「2.1」搭載スマートフォン「Ａｒｉａ」を遠伝電信（ファーイーストーン・テレコム）から発売した。遠伝にとって初の独占販売となるＨＴＣ機種で、年内の調達台数を４万～５万台と見込んでおり、２年前に台湾で発売し人気となった「Touch Diamond」の発売後半年間の販
売ペース、月間１万台を目指す。５日付工商時報が伝えた。
Ａｒｉａは「旅行」をコンセプトとしており、ポケットに入る小型軽量の外観を持ち、旅行関係のアプリケーションやソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）を充実させている（ＨＴＣ提供）
Ａｒｉａの販売価格は１万4,900台湾元（約４万円）だが、遠伝のインターネット使い放題プラン（月額1,373元、２年契約）の申し込みで端末は０元となる。
Ａｒｉａは６月下旬に米国で、携帯電話キャリア大手、ＡＴ＆Ｔから発売されたばかり。ＨＴＣは今後アジア市場全体で導入する方針を決定している。
