市場調査機関ＩＣインサイツが発表した2010年上半期の世界半導体メーカー売上高ランキングによると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）は昨年通年の６位から一つ順位を上げ５位となった。なお第２四半期だけを見ると、ＴＳＭＣは上半期３位のテキサス・インスツルメンツ（ＴＩ）、４位の東芝を抜いて３位に入った。５日付工商時報が報じた。
同ランキング１位はインテル、２位には激しい追い上げを見せるサムスンが付けた。台湾メーカーでは聯華電子（ＵＭＣ）が24位から18位にランクアップした一方、聯発科技（メディアテック）は17位から19位に順位を下げた。
ＩＣインサイツによると、第２四半期の上位20社の合計売上高は527億9,500万米ドルで、前期比７％増加した。上半期累計では1,020億500万米ドルで、既に昨年通年の64.5％に達しており、業界の好調ぶりを示した。特にファウンドリーとＤＲＡＭメーカーの活躍が目立った。
