中央銀行が５日発表した７月末の外貨準備高は、前月比77億3,000万米ドル増の3,701億800万米ドルで、20カ月連続で過去最高を更新した。増加幅も過去10カ月で最高となった。６日付工商時報が伝えた。
大幅な外貨準備増を記録した要因について中銀の林孫源外匯局長は、ユーロ、日本円、英ポンドなど主要通貨の対米ドル為替レートが上昇したことで米ドル換算の金額が増加したこと、また外貨準備による運用収益を挙げた。
世界ランキングは前月と変わらず４位だった。上位３位は▽中国（６月末で２兆4,543億米ドル）▽日本（６月末で9,957億米ドル）▽ロシア（同4,228億米ドル）──。 ５位韓国は７月、116億米ドル増の2,814億米ドルで、台湾同様過去最高となった。
なお、新興国ではインドが2,567億米ドル（７月末）、ブラジルは2,454億米ドル（６月末）。香港は６月末で2,525億米ドル、シンガポールは同2,024億米ドルだった。
