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作成日：2010年8月12日_記事番号：T00024613
メディアテック、中国「三網融合」で商機開拓
12日付経済日報が中国メディアの報道を基に伝えたところによると、ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は、中国政府が推進する「三網融合（通信ネットワーク、放送ネットワーク、インターネットの一体化）」による商機獲得を狙い、中国家電大手の四川長虹電器とＴＣＬ集団の合弁、広州聯歓網科技と提携したもようだ。メディアテックは「提携案件は非常に多く、個別にコメントできない」としているが、中国市場の携帯電話およびテレビ向けチップでリードする同社は、「三網融合」による商機開拓でも有利な位置に付けたようだ。
現在試行段階にある「三網融合」は、中国の関連団体の推計によると今後３年で6,880億人民元（約８兆6,600億円）の商機を生み出す見込みだ。2012～15年には本格的な普及段階に入り、関連する末端製品は多岐にわたる見通しだ。
昨年12月に設立された聯歓網科技は、主に「三網融合」の推進に向けたプラットフォームの構築を目指し、東芝などとも提携を進めているもようだ。
