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作成日：2010年8月13日_記事番号：T00024627
第一銀行、中国・光大銀行と業務提携へ
第一商業銀行は12日、中国銀行業界11位の中国光大銀行と業務提携を行うことで合意に達したことを明らかにした。２行は中台の金融当局による関連法規が確定した時点で、提携覚書（ＭＯＵ）を締結する方針だ。なお第一銀行幹部によると提携内容は、送金業務のほか、中国に進出する台湾企業への融資業務で「第一銀行が審査を行い、光大銀が融資を行う」という、これまで前例のないモデルを検討している。13日付経済日報が伝えた。
第一銀行はこの提携モデルを採用することについて「当行上海支店（支店昇格申請中）は当初の運営資金が３億人民元（約38億円）で、米ドル外貨預金による資金調達が十分でなければ融資可能な金額は多くても８億人民元程度となり、台湾系企業の需要に対応できないため」と説明している。さらに、中国の銀行の台湾系企業に対する理解が浅いために、大手以外の企業が融資を受けられるケースは極めて少ないと現状の問題点を指摘した。
第一銀行はこのような中台提携モデルについて「大陸（中国）の銀行はリスクを軽減できて安定収入が見込まれ、台湾の銀行はサービス拡大で多くの顧客を引きつけられる」とメリットを強調した。
