中国の国家旅遊局の邵琪偉局長は12日、中国人観光客の台湾訪問が１～７月で延べ70万6,000人に上ったことから、今年通年で120万人となり、ビジネスなど観光以外の目的を合わせると150万人を突破するとの見通しを示した。2008年７月に中国人の台湾観光が解禁されてから、来年中に累計300万人を超えると見込み、記念イベントの準備を進める意向も示した。中央社などが12日報じた。
賴瑟珍・交通部観光局長（右）は台湾の旅行業者とともに、邵琪偉・中国国家旅遊局長（左）一行を円山大飯店の晩餐でもてなした（12日＝中央社）
一方、13日から世界貿易センター１号館（台北市信義区）で開催される中台観光産業の見本市、「第５回海峡両岸台北旅展」に合わせ、邵局長とともに来台した中国高官は、中国人の台湾への自由旅行開放について「短期内に実現する可能性は低い」との見方を示した。
