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作成日：2010年8月16日_記事番号：T00024671
ネットブックＱ３出荷、「減退している」＝ＡＳＵＳ執行長
アップルのタブレット型パソコン「ｉＰａｄ」が４月の発売以降、世界で300万台を超える販売を記録する中、2007年に初めて低価格ノートＰＣ（ネットブック）「Eee PC」を発売し、ブームの火付け役となった華碩電脳（ＡＳＵＳ）の沈振来執行長（ＣＥＯ）はこのほど、「Eee PC」の第３四半期出荷台数は、ｉＰａｄに押されてハイシーズン効果が薄れているばかりか、減退傾向を示していると認め、ネットブック３大メーカーとして初めて同期出荷目標の下方修正を決めた。16日付電子時報が報じた。
Eee PCの第２四半期販売台数は、前期比10万台減の150万台と予想を下回った。さらに第３四半期はハイシーズンにもかかわらず、140万台にとどまる見通しで、第４四半期の予測が難しいとはいえ、通年目標700万～800万台の達成は既に断念している。
一方、現在ネットブック３強のうち、宏碁（エイサー）、サムスン電子も既に目標下方修正の準備に入っており、今後タブレットＰＣや電子ブックリーダーに注力することでネットブックの出荷減を補いたい考えだ。
