中台間の直航定期貨客船「中遠之星」の台中～福建省アモイ線は、７月20日から定期便の運航を中止していたが、25日から毎週水曜日に定期運航を復活させると発表した。台中～アモイ路線は、台湾の高速貨客フェリー「海洋拉拉号（オーシャン・ララ号）」も運航していたが、今月８日に浸水事故を起こし、無期限の運航停止処分を受けたばかり。19日付経済日報が報じた。
「中遠之星」は９月15日までの期間限定で、従来の片道運賃3,200台湾元を1,500元に大幅値下げする（18日＝中央社）
「中遠之星」台湾総代理、中国遠洋企業（COSCO）は先月、アモイ港の停泊スペースに限りがある上、中国から台中への便はツアー団体によるチャーター便としての性格が強く、利用者も予想より少ないとして同路線の定期便をチャーター便に格下げしていた。
中国遠洋の高台順シニア協理は、「金門島・馬祖島経由のいわゆる『小三通ルート』の運賃は往復5,500～6,000台湾元かかるが、「中遠之星」ならキャンペーン時3,000元（約8,000円）、通常4,600元で済む」と安さをアピールした。
