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作成日：2010年8月20日_記事番号：T00024788
奇美電が「８月から減産」、ネット情報で
20日付自由時報によると、液晶パネル大手、奇美電子（チーメイ・イノルックス）の従業員とみられる人物によって、同社が減産体制に入ったとの情報がインターネット上に書き込まれた。これに対し奇美電は、先日の業績説明会で設備稼働率を今後明らかにしない方針を発表したとコメント。ただ、同社主管は、生産ライン別に適宜調整を行うことはよくあると説明した。
奇美電従業員とみられる人物の書き込みによると、例年のハイシーズンである第３四半期に入っても需要が高まらず、在庫消化を進める川下メーカーから受注が減っており、南部科学工業園区高雄園区（高雄県路竹郷）の第8.5世代工場以外は、生産ラインの従業員の残業が取り消され、四半期ごとのボーナス（奨金）支給もめどが立っていないという。この人物は、今後、順番に休暇が与えられる見込みで、無給休暇となる可能性が高いとしているが、奇美電は無給休暇の実施はないと否定した。
一方、同社は今年３月18日の３社合併後に進めてきた人事調整が一段落し、８月に給与調整を実施すると発表した。同社主管は、業績の良い従業員なら５割昇給もあり得ると語った。
