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作成日：2010年8月23日_記事番号：T00024810
砂糖の買い占め横行、台糖が販売制限
砂糖価格の先高感を受けて中間卸業者が在庫を積み上げ、台湾糖業（台糖）の８月の１日当たり砂糖販売量は通常の３倍の4,000トンに達する日も出ている。このため、台糖は20日までに、砂糖の出荷に際し、１～７月の販売実績に応じた販売制限を導入することを決めた。21日付経済日報が決めた。
台糖の砂糖出荷価格は、７月が１キログラム当たり26.1台湾元だったが、今月20日現在では28.4元（約76.1円）まで上昇した。中間卸業者は、砂糖価格がさらに値上がりするとみて、買い占めを行っているもようだ。
台糖の砂糖出荷量は通常、１日当たり1,200～1,300トンだが、最近は３日連続で4,000トンを超えることもあった。７月の砂糖販売量は４万1,000トンに達し、通常の３万トン前後を36％も上回った。
関係者は「卸業者は購入後に在庫を積み上げている。砂糖価格が今後３カ月から半年は上昇を続けるとみているようだ」と指摘した。
