経済部が25日発表した、2009年の企業別貿易額で、液晶パネル最大手の奇美電子（チーメイ・イノルックス）が78億2,000万米ドルで全体で２位、電子業界で首位になった。ライバル、友達光電（ＡＵＯ）を4,000万米ドル差で初めて逆転した。26日付経済日報が伝えた。
全体の首位は前年に続き台塑石化（フォルモサ・ペトロケミカル）で、228億5,000万米ドルだった。４位は台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）、５位は力成科技（パワーテック・テクノロジー）。上位10社のうち７社までが、半導体、液晶パネルなど電子業界の企業だった。
なお、上位10社の貿易総額は前年比160億米ドル減の746億4,000万米ドルと大きく落ち込んだ。今年は１～７月輸出総額が過去２番目の1,558億2,000万米ドルに達していることから、個別企業の貿易額も大幅な回復が期待できる。
