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7月のM1B伸び率、7カ月連続で低下


ニュース 金融 作成日:2010年8月26日_記事番号:T00024888

7月のM1B伸び率、7カ月連続で低下

 
 中央銀行が25日発表した7月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)の伸び率は前年同月比で12.49%まで低下した。増加率は7カ月連続の低下となり、昨年5月以来で最低となった。26日付中国時報が伝えた。

 一方、7月のM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同4.12%増だった。市場関係者はM1BとM2の増加率が逆転する「デッドクロス」が年内にも出現するとみており、株式市場への悪影響も懸念される。

 中央銀行の厳宗大・経済研究処長は「中銀はいわゆるデッドクロスには関心を抱いていない。M1Bは短期資金の出入りによる影響を受けやすく、参考価値が劣る。中銀が注目するM2の伸び率は5月から2カ月連続で上昇した。M2増加率は目標レンジの中間の4.5%まで回復するとみている」と指摘した。