中央大学台湾経済発展研究中心（台経中心）が27日発表した８月の消費者信頼感指数（ＣＣＩ）は、前月比1.05ポイント上昇の79.69ポイントで、2004年２月以来、６年６カ月ぶりの最高となった。同指数を構成する６項目のうち「就業機会」の指数が同2.15ポイント上昇の83.65ポイントと07年７月以来の最高となり、就職市場の好転がうかがえる。28日付蘋果日報などが伝えた。
一方、求人情報サイト大手の104人力銀行は今後の就業機会の見通しについて、例年下半期は企業が人員整理を行う時期に当たるため、求人数の大幅拡大は来年の春節（旧正月、来年は２月上旬）以降になる恐れがあると指摘している。
なお指数を構成するその他の項目では、「半年先の家庭の経済状況」が73.45ポイント（1.9ポイント上昇）で05年２月以来の最高となった。「物価水準」は55ポイント（1.75ポイント上昇）で、05年５月以来の最高となった。
