奇美電子（チーメイ・イノルックス）は、川下メーカーで液晶パネルの在庫が増加し、第３四半期の需要が低迷していることを受け、一部従業員に２～３日の年次有給休暇の取得を義務付けているもようだ。28日付蘋果日報が伝えた。
休暇取得を義務付けられたのは、奇美電の２工場の全従業員２万2,000人のうちの20％に当たる4,400人。このほか、生産ラインで派遣社員の雇用期限を延長しないなどして、人員調整を行っている。
奇美電は「需要低迷で在庫が増え、生産能力を徐々に調整しているが、（休暇義務付けは）正常な人員調整だ。状況は2008年末ほど悪くはなく、金融危機を受けて無給休暇を命じた状況とは完全に異なる」と説明した。
このほか、30日付経済日報によると、中華映管（ＣＰＴ）も第６世代工場の年次保守を行うことで、生産ラインの従業員の休暇日数を増やすことを計画している。
