中央気象局によると、昨夜台湾北部海上で発生した台風８号（アジア名・ナムセーウン）は、勢力を弱めつつ台湾海峡を西南西に進んでいる一方、台湾南西の海上にある台風６号（アジア名・ライオンロック）は勢力を強めつつ台湾南部に向かっている。６号は台湾に接近した後、中国大陸の方向に進路を変更するとみられるものの、中央気象局は、中南部では今後３日間は台風による不安定な天気が続くとして、引き続き台風警報を発令して大雨や強風への警戒を呼び掛けている。
台北県汐止市では台風による大雨で道路脇のコンクリート壁が崩れる被害が出た（31日＝中央社）
なお、沖縄付近にある台風７号（アジア名・コンパス）を含め、３つの台風が同時に発生していることから、互いに影響をし合って予想とは異なるルートを取る可能性もあるため、動向には引き続き注意が必要だ。
台風の影響により、31日は中華航空（チャイナエアライン）の桃園～那覇をはじめ、航空各社が国際便を含む計59便の運航を取り消した。
