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作成日：2010年9月1日_記事番号：T00025020
遠伝で経営陣異動、総経理に李彬氏
携帯電話キャリア大手の遠伝電信（ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ）は31日、李彬商務長（女性）を総経理に昇進させ、ヤン・ニルソン（楊麟昇）副董事長の総経理兼任を解く内容の人事異動を董事会で決議した。このほか、紀竹律技術長は新設ポストの策略長に就任する。１日付工商時報が伝えた。
同社は「人事刷新は新たな段階の業務展開と全方位的な総合通信会社への発展を目指したものだ」と説明した。総経理に抜てきされた李彬氏はスタンダード・チャータード銀行出身で、2001年に財務長（ＣＦＯ）として遠伝の経営陣に加わり、昨年には新設ポストの商務長に昇進していた。
同社経営陣は徐旭東董事長を中心とする体制に変更はないが、ニルソン氏は副董事長業務に専念し、より高い観点から経営全体を指揮する。また、財務畑出身の李彬氏は経営管理に手腕を発揮する。紀竹律氏は技術畑出身の経験を生かし、未来戦略の策定や海外市場開拓を主導する。
一方、遠伝は同日、中国事業強化に向け、傘下の投資会社を通じ、中国のＩＴ（情報技術）企業、遠東新世紀信息技術（北京市）の株式55％を取得したことを明らかにした。
