２日付経済日報が外電の報道を基に報じたところによると、華碩電脳（ＡＳＵＳ）は、ウェブクリッピングサイト、電子ブックストアなどを運営するドイツのｔｘｔｒ社と提携し、共同で欧州全体をカバーする電子書籍販売プラットフォームを今週中にも発表する。ＡＳＵＳはこれにより、同じくドイツの電子ブック配信大手、リブリと提携している宏碁（エイサー）に対抗する構えだ。
ｔｘｔｒのクリストフ・マイヤー社長は、あす（３日）からベルリンで開催される欧州最大の家電見本市「ＩＦＡ」で提携を発表すると表明しているが、両社が立ち上げる電子ブックストアはまず、ドイツ、英国、スペイン、オランダ向けに開設される見通しだ。
ＡＳＵＳはまた、10月発売予定の電子ブックリーダーの正式名称を、これまで仮称として使用していた「Eee－Tablet」ではなく、「Eee－Note」とすることを決定した。ただ、ＡＳＵＳ傘下の販売会社、華碩聯合科技の林福能総経理は１日、コンテンツやプラットフォームでの提携パートナーは明らかにできないとした。
