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鉄鋼・金属
作成日：2010年9月3日_記事番号：T00025076
ＣＳＣの８月利益、今年最低の30億元
中国鋼鉄（ＣＳＣ）の８月売上高は、前月比0.95％増、前年同月比68.1％増の222億3,200万台湾元（約586億円）で、2008年12月以来の単月最高となった。一方、税引前利益は前月比30.26％減の30億1,000万元で今年最低の水準となった。３日付経済日報が伝えた。
減益の原因について証券会社は、低価格の鉄鉱石を７月中旬に使い終わり、８月から価格の高い鉄鉱石を使用し始めたことで生産コストが上昇したためと分析。９～12月の単月利益は12億～15億元の水準へと、さらに落ち込むと予測している。
ＣＳＣの鄒若斉董事長は、今年第４四半期は、前３四半期と比べて厳しい時期となるとの認識だ。一方、証券会社は、中鋼運通（ＣＳＥ）など子会社各社の業績が好調なこと、また電磁鋼板など高付加価値鋼材の販売が高水準を維持していることから、今年通年の利益目標である400億元は達成できるとの見方だ。
