15日付電子時報によると、タブレット型パソコン「ｉＰａｄ」の人気による9.7インチ静電容量式タッチパネルの供給不足を受けて、アップルが友達光電（ＡＵＯ）集団傘下の達虹科技（CANDO）をサプライヤーに加えたもようだ。これについてCANDOは「特定顧客からの受注については答えられない」とコメントした。
CANDOは既に、カラーフィルター第4.5世代生産ラインのすべてを9.7インチタッチセンサー生産用に改装しており、単月最大100万枚近くのタッチパネルを生産し、９～10月にも出荷を開始するとみられる。
ｉＰａｄのタッチパネルは、▽宸鴻光電科技（ＴＰＫタッチ・ソリューションズ）▽勝華科技（ウィンテック）▽和鑫光電（シンテック・フォトロニック）▽奇美電子（チーメイ・イノルックス）──が供給しているとされるが、CANDOのタッチパネル生産能力は、シンテック（単月90万枚）よりも高く、ＴＰＫと同水準となる見通しだ。
