海運大手の長栄海運（エバーグリーン・マリン）は15日、高雄港からベトナム北部のハイフォン港を結ぶ貨物航路に就航すると発表した。毎週２便の運航となる。16日付経済日報が伝えた。
同社は今年に入り、東南アジアなど近海航路を積極的に強化している。７月には万海航運（ワンハイラインズ）と中国・華北～東南アジア航路の共同運航を開始し、８月には香港の東方海外貨櫃航運（ＯＯＣＬ）およびドバイのSimatech社と３社共同で東南アジアからインド・パキスタン、ペルシャ湾を結ぶ航路に就航した。さらに今月中旬、日本からベトナムおよびタイを結ぶ航路に就航する予定だ。
同社の近海航路の売上高が全体に占める比率は、2008年の10％から、今年１～７月に12％まで上昇した。
