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作成日：2010年9月17日_記事番号：T00025370
コンパル新工場、成都に確定か
17日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産大手の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は、中国・四川省成都市に新工場を設立する可能性が高いもようだ。呂清雄コンパル広報は16日、中国内陸部の各地方政府から積極的に誘致を受けているが、依然、工場建設予定地は未定で、顧客の需要や各種条件を考慮して最終決定を下すと語った。
台湾の部品メーカーによると、成都市は年初に宏碁（エイサー）やデルの幹部と接触しており、このブランド２社の誘致に熱心だという。同部品メーカーは、仮に両社の拠点設置が実現すれば、主要サプライヤーのコンパルが追随して進出するのは自然なことだと指摘した。
一方、ノートＰＣ受託生産大手の広達電脳（クアンタ・コンピュータ）にも成都市にヒューレット・パッカード（ＨＰ）以外のブランド向け工場を設置するとの市場観測が浮上している。これに対し、クアンタ広報は16日、ＨＰが主導する中国重慶市のノートＰＣ産業集積地形成が進む中、現時点では重慶市以外に工場を設置する考えはないとコメントした。
