プリント基板（ＰＣＢ）大手、欣興電子（ユニマイクロン・テクノロジー）は27日、子会社の新強光電を通じ、中国で新灯源照明（広東省中山市）に出資し、発光ダイオード（ＬＥＤ）照明器具、および部品販売事業に参入した。28日付工商時報が伝えた。
ユニマイクロンが属する聯華電子（ＵＭＣ）グループは、ＵＭＣ本体がＬＥＤ材料となるサファイア基板を生産する兆遠科技（クリスタルワイズ・テクノロジー）に出資するなど、ＬＥＤ分野への事業参入を進めてきた。ユニマイクロンによる今回の出資は、ＬＥＤのサプライチェーンを構築することが目的とみられる。
ＵＭＣグループは、洪嘉聡董事長の指揮でＬＥＤ、太陽電池の両新規事業のサプライチェーン構築を進めている。ＬＥＤに関しては、中国山東省済寧市に生産基地を設けており、早ければ来年第１四半期にも同グループ内の一貫体制による量産を開始したい構えだ。
