正文科技（ジェムテック・テクノロジー）は、米ＩＢＭと中国でのユビキタスネットワーク構築で提携を強化する。１日付経済日報が伝えた。
ＩＢＭは中国でスマートグリッド、防災監視網整備などに参入を見込んでいる。ジェムテックは無線通信モジュール、無線基地局ルーターを供給し、ＩＢＭと連携して中国事業を拡大したい構えだ。
陳鴻文ジェムテック董事長は「ユビキタスネットワークのビジネスチャンスは限りない想像空間がある。中国は世界最大の市場で、ユビキタスネットワーク分野をリードする重要な役割を果たす」と述べた。同社は来年から提携による売り上げ貢献を見込む。
ジェムテックは、高速無線通信規格WiMAX（ワイマックス）、ＩＰテレビ用のセットトップボックス、家庭用フェムトセル基地局設備などで業績が好調で、９月は２カ月連続で月次ベースの売上高が過去最高を記録する見通しとなっている。
