５日付工商時報によると、米国、台湾での古紙価格の上昇を受けて、製紙各社は工業用紙を10月から１トン当たり1,000台湾元（約2,690円）の値上げを計画している。
台湾の主要輸入先である米国の古紙オファー価格は現在１トン当たり270米ドル、域内価格は１キログラム当たり5.8元まで上昇している。
製紙メーカー各社はこうした状況を受けて、工業用紙価格を８月と９月にそれぞれ１トン当たり500元ずつ引き上げている。
工商時報は、今回の値上げは正隆紙業、永豊餘造紙、栄成紙業など大手製紙各社にとって、需要期である第４四半期の売上増に貢献するとみている。
