行政院金融監督管理委員会（金管会）銀行局の最新統計によると、クレジットカードの８月の１人当たり平均利用額は7,007台湾元（約１万8,700円）で今年２番目の水準となった。銀行関係者によると、平均利用額の今年の最高は６月の7,431元だが、前月の確定申告のための使用が多くを占めて
おり、８月になって初めて本格的な景気回復が反映されたとみられる。８日付工商時報が伝えた。
８月のクレジットカード利用総額は1,337億元、新規発行カード枚数は前月比約１割増の34万枚、有効カード枚数も1,900万枚といずれも増加。銀行関係者は、景気回復でカードによる消費の意欲が高まっているとみており、８月は夏休みの旅行シーズンを迎え、カード利用者優待のある週年慶（創業祭）セールも一部でスタートしたことで、利用額が伸びたようだ。
台湾域内のクレジットカード利用は、発行枚数が19万枚にとどまった２月（6,140元）を底とし、５月まで平均利用額の低迷が続いていた。
