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作成日：2010年10月11日_記事番号：T00025804
Ｂ型肝炎検査、成人無料健診に追加
行政院衛生署は、早ければ来年４月からＢ型肝炎ウイルスの抗原検査を成人無料健康診断の検査項目に追加する。９日付中国時報が伝えた。
台湾には250万～300万人のＢ型肝炎ウイルス感染者がいるとされ、本人が感染の事実を知らないまま、肝炎、肝硬変などを発症するケースが目立つ。しかし、Ｂ型肝炎検査の受診率が低いため、無料健診による感染者対策が不可欠と判断した。
一方、中央研究院でＢ型肝炎ワクチンの開発に携わった陳定信院士が中心となった「アジア太平洋肝炎撲滅聯盟」（CEVHAP）が10日、正式に発足した。聯盟には台湾、日本、マレーシア、オーストラリアなどが参加している。
陳教授は「Ｂ型肝炎ワクチンの接種率は97％に達しており、Ｂ型肝炎は台湾では撲滅可能な疾病だ。感染ルートを断つことが現在の急務だ」と指摘した。
