英国系のスタンダード・チャータード銀行（渣打国際商業銀行）が台北市忠孝東路の八八支店で、年中無休、午後９時半までの営業を開始したことに刺激され、シティバンク（花旗銀行）も13日より南京支店で事前来店予約者を対象に、営業時間を午後８時まで延長した。14日付工商時報が伝えた。
営業時間延長は、日中に銀行を利用する時間がない通勤族に人気だ。スタンダード・チャータード銀は今年４月、台北市の天母支店で週末の午後４時まで財テク窓口の営業を開始したところ、週末に口座を開設する人が相次いだ。このため、８月から八八支店で年中無休営業に踏み切った。
銀行業界では外資系主導で営業時間を延長する動きが広がり、地場銀行も既に中国信託商業銀行が全支店で平日は午後５時まで営業しているほか、遠東国際商業銀行、万泰商業銀行、台湾新光商業銀行、国泰世華商業銀行が一部支店で営業時間を延長した。また、政府系銀行も一部で営業時間の延長を検討している。
