ニュース
その他製造
作成日：2010年10月14日_記事番号：T00025894
宜進実業、東和紡織の化学繊維工場買収
紡績業の宜進実業は13日、８億5,000万台湾元（約22億6,000万円）を投じ、東和紡織印染が台南市に持つ稼働停止中の化学繊維工場を買収したと発表した。来年第１四半期から量産を開始し、年産量は５万トン、来年売上高は10億元を見込む。14日付工商時報などが伝えた。
東和の化繊工場買収には、今年、加工糸需要が最近10年での最高水準に回復したことを受け、再び川上分野を強化する狙いがあるとみられる。
ここ数年、台湾の化学繊維メーカーは厳しい業績が続いたため、各社は海外への生産拠点移転、減産などで対応していた。宜進も中国・浙江省杭州市に加工糸工場を建設したものの、現在は稼働停止を余儀なくされている。
