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鉄鋼・金属
作成日：2010年10月18日_記事番号：T00025955
ＣＳＣの１～９月純利益、前年の約17倍に
中国鋼鉄（ＣＳＣ）の15日発表によると、同社第３四半期の純利益は105億台湾元（約277億円）となり、前期比26.71％減、前年同期比4.5％減とともに減益となった。ただ、１～９月累計では前年同期比1,582％増の379億5,100万元と、約17倍に伸びた。16日付工商時報が伝えた。
ＣＳＣは第３四半期純利益が前期比で大幅減となったことについて、原料コストが上昇した一方で、販売価格への反映が十分でなかったため、粗利益が減少したと説明した。また、１～９月累計が前年の約17倍となったのは、昨年第１四半期に金融危機の影響により95億7,000万元の純損失を計上しことから、１～９月純利益が22億5,500万元と低水準だったためと指摘した。
なお、第４四半期も販売価格は下落するものの、11月以降は低価格の輸入原料を使用することによりコスト抑制が見込めるため、同社の通年利益が400億元に達するのは確実とみられている。
