李述徳財政部長は18日、脱税防止に重要な役割を果たしている公的レシート「統一発票」の通し番号によるくじの最高賞金を1,000万台湾元（約2,650万円）以上に引き上げることもあり得るとの考えを明らかにした。19日付聯合報が伝えた。
財政部は2011年度予算で、統一発票のくじ賞金として、今年の52億6,000万元を上回る約79億元の予算を計上している。
李財政部長は同日の立法院財政委員会で、「1,000万元、2,000万元、3,000万元といった高額賞金を新たに設けるか、（末等の）200元の当選番号を増やすのか、検討を進めている」と述べた。
また、来年にも試験実施が予定される統一発票の電子化について李財政部長は、「市民は交通機関用のＩＣカードにレシートのデータを読み込めば、紙のレシートを保管する必要はなくなる。関連の計画案を年内に明らかにし、当初はコンビニエンスストアやスーパーで試験実施し、状況をみて範囲を拡大したい」と述べた。
