世界スマートフォン市場でシェア争いを演じる、宏達国際電子（ＨＴＣ）とアップルは、台湾ではさらに激しい競争を繰り広げており、９月の台湾シェアは出荷台数ベースでＨＴＣが6.5％の５位、アップルが6.4％の６位、販売額ベースでＨＴＣが13.5％の４位、アップルが12.3％の５位と、いずれもＨＴＣがわずかの差で上回った。21日付経済日報が報じた。
ただ、アップルは最新機種のiPhone４の台湾発売が同月17日だったにもかかわらず、シェアを大きく伸ばした。また、iPhone４の販売エリアを多くの国・地域に拡大したアップルは第３四半期、世界全体の出荷台数が1,410万台に上っており、未公表ながら同期約700万台だったとされるＨＴＣに対し依然、大きなリードを保っている。
台湾のサプライヤーによると、アップルは第４四半期に前期比20％以上の増加となる1,600万〜1,700万台の世界出荷が予想される一方、ＨＴＣは1,000万台を超える受注を得ているものの、部品の供給不足から出荷は800万台にとどまると証券会社はみている。
