中国の国有商業銀行大手、中国銀行の肖鋼董事長が台湾を訪問しており、来週には国泰金融控股の蔡宏図董事長を表敬訪問する。国泰金控は中国銀と銀行、保険など多分野での提携を進める意向だ。提携範囲には通貨決済、資金融通、協調融資（シンジケートローン）での協力なども含まれるとみられる。22日付経済日報が伝えた。
国泰金控は「中国銀との良好な協力関係を通じ、中国での生命保険、損害保険商品の販売で協力を強化したい」としている。
肖董事長は25日に予定される中国銀台北代表処の開所式に出席するため、10日間の日程で訪台している。台湾側は行政院金融監督管理委員会（金管会）が肖董事長サイドに「控えめな行動」を申し入れているが、訪問中には国泰金控だけでなく、台湾の主要金融機関と接触するとみられ、動向が注目される。
