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作成日：2010年10月26日_記事番号：T00026140
ノートＰＣヒンジの新日興、四川工場新設に１千万ドル
ノートパソコン用ヒンジ大手、新日興（ＳＺＳ）は25日、1,000万米ドルを投じ中国・四川省に工場を新設すると発表した。四川省周辺では、ヒューレット･パッカード（ＨＰ）が重慶市、デルが成都市でノートＰＣ生産基地を建設。これに合わせ受託生産大手や関連部品メーカーも同地域へ進出しており、新日興の工場設置もこの流れを受けてのものだ。26日付電子時報が伝えた。
具体的な設置場所について新日興は「重慶と成都の２カ所について、来週にも担当者を現地に派遣し、運送コストなど総合的な評価を行った上で決める」とした上で、「双方に顧客がいるため、一方で生産基地、もう一方にサービス拠点を設置する」との方針を示した。
新日興はまた、傘下の欣日興精密電子（蘇州）にも1,350万米ドルを追加投資し、ヒンジやプラスチック部品などの生産から組み立て、販売など関連事業を強化する。
新日興はこれに合わせ15億台湾元（約40億円）の転換社債を発行し、資金調達を行う。工場新設や生産増強のほか、医療器材などの新たな事業にも投資する方針。
