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建設
作成日：2010年10月27日_記事番号：T00026158
９月建築ローン急増、引き締め前に駆け込み申請
中央銀行が26日発表した９月の建築ローン貸付残高は、前月比で過去約４年で最高となる374億台湾元の増加幅を記録し、１兆2,100億元（約３兆2,000億円）となって過去最高を更新した。９月は中銀が月末に土地融資・建築物融資（通称・土建融）の緊縮措置を取ると観測されていたことから、業者がローン申請を急いだため、残高大幅増につながったとみられる。27日付経済日報が報じた。
なお、中央銀行関係者は、月末の理事監事会議で銀行業界に対し不動産関連の融資審査を慎重に行うよう求めたため、10月以降は上昇ペースが減退するとの見通しを示した。
９月の住宅購入ローンの貸付残高は、前月比112億元の５兆700億元で、春節（旧正月）休暇の影響で残高が減少した２月に次いで低い増加幅となった。中銀の相次ぐ引き締め措置で、投資目的の住宅購入が減少したためとみられる。
