台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）が28日発表した第３四半期の業績は、連結売上高が前期比6.9％増の1,122億4,700万台湾元（約3,000億円）、純利益は469億4,000万元で、ともに四半期ベースで過去最高となった。29日付工商時報が伝えた。
証券会社は、同社が第４四半期の業績も楽観していることから、今年の１株当たり利益（ＥＰＳ）は過去最高の６元台に達する可能性があるとみている。
同社は、太陽電池、発光ダイオード（ＬＥＤ）などグリーンエネルギー産業での展開を加速させている。張忠謀董事長は、2012年には同事業での売上高が数億米ドルに達すると指摘している。また今後の経営目標として、11年から15年にかけての年平均成長率10％の達成を掲げた。
